もう少し詳しく
「第三者提供」とは、事業者が保有する個人データを、その事業者以外の第三者(別の会社や組織)に渡すことです。個人情報保護法では、あらかじめ本人から同意を得ることなく個人データを第三者へ提供することを、原則として禁止しています。企業同士が業務提携やキャンペーンで顧客情報を共有する場合であっても、この同意取得のプロセスを省略することはできません。
どこで使われるか
通信会社と他社サービスが連携して特典を提供する場面や、ECサイトが提携先の物流会社・決済会社に配送・決済に必要な情報を渡す場面など、企業同士がサービスを連携させる場面で頻繁に登場する考え方です。契約時の「個人情報の取り扱いについて」といった画面には、たいてい第三者提供に関する同意の項目が含まれています。
身近な例
通信キャリアが、提携するオンラインショッピングサービスの会員特典を契約プランに付帯させる際、利用者の電話番号や契約プラン名をそのショッピングサービス側に伝える場合、これは第三者提供にあたります。この場合、利用者があらかじめその提供に同意しているかどうかが重要になります。
注意点
第三者提供の同意確認画面がシステムの設定ミスなどで正しく表示されない場合、企業側に悪意がなくても、結果として法律上必要な同意を得ないまま情報が提供されてしまうことがあります。契約や申し込みの手続きをする際は、第三者への情報提供に関する説明や同意項目がある画面を、面倒でも確認する習慣を持つことが望ましいといえます。

