もう少し詳しく
「ヒューマノイドロボット」とは、頭・胴体・腕・脚といった、人間の体の構造に似せて設計されたロボットの総称です。2本の脚で歩行するタイプが代表的ですが、近年は脚の代わりに車輪で移動しながら、上半身は人間に近い腕を持つ「セミヒューマノイド」と呼ばれるタイプも実用化が進んでいます。完全な二足歩行型は開発・制御の難易度が高い一方、人間の生活環境(階段や狭い通路など)にそのまま適応しやすいという利点があります。
どこで使われるか
工場や倉庫での荷物の運搬・仕分け作業、介護・接客の補助、災害現場での調査など、人間が行ってきた作業を代替・支援する用途で研究・実用化が進められています。近年は、ロボットの動作データをAIの学習に活用する「フィジカルAI」の文脈でも注目されており、人間に近い動きができるヒューマノイドロボットは、人間の作業を学習データに変換しやすいという理由でも開発が進んでいます。
身近な例
自動車メーカーやロボットスタートアップが、工場内の部品運搬や検品作業を担うヒューマノイドロボットの実証実験を行っているというニュースが増えています。また、車輪移動型の「セミヒューマノイド」ロボットが、倉庫での棚から商品を取り出す作業の実証実験に使われる事例も報告されています。
注意点
「ヒューマノイドロボット」という言葉は、完全な二足歩行型から、車輪移動型の上半身のみ人型のロボットまで、幅広いロボットを指して使われることがあります。ニュースで「ヒューマノイドロボット」という言葉を見かけた際は、実際にどのような移動方式・機能を持つロボットを指しているのか、具体的な仕様を確認することが大切です。
