性能の中核を担うSoC(チップセット)は、前モデルと同じクアルコム製「Snapdragon 6 Gen 3」が引き続き採用されており、この点は今回の目立ったアップデート対象にはなっていません。メモリーはRAM8GBを搭載したうえで、Xperiaシリーズとして初めて、ストレージの一部を一時的にメモリーとして使う「仮想メモリー」機能に最大6GBまで対応しました。ストレージ容量は128GBで、microSDカードによる容量拡張にも引き続き対応しています。カメラは、メインカメラが5000万画素(センサーサイズ1/1.56インチ)、超広角カメラが1300万画素という、前モデルと同じ組み合わせです。
バッテリー容量は5000mAhで、公称で2日間程度使える設計とされています。本体には耐傷性を高めた「Corning Gorilla Glass Victus 2」が採用され、3.5mmのイヤホン端子も引き続き搭載されました。ソフトウェア面では、新たに電源ボタンを2回連続で押すだけで、あらかじめ登録した決済アプリやポイントアプリをすぐに呼び出せる新機能が加わりました。OSはAndroid 16を搭載し、今後4年間のOSアップデート提供が予告されています。
Q. 日本での発売日と価格はいつ分かりますか?
A. 2026年8月26日時点では、ソニーから日本国内向けの価格・発売時期はまだ発表されていません。グローバルでの発売時期(9月中旬から下旬)を踏まえ、今後あらためて国内向けの発表がある見込みです。
Q. 前モデルのXperia 10 VIIから何が変わりましたか?
A. ディスプレイの最大輝度(+50%)とスピーカー(音量+15%、低音+30%以上)、最大6GBの仮想メモリー対応、電源ボタン2回押しでの決済・ポイントアプリ呼び出し機能が主な変更点です。SoC(Snapdragon 6 Gen 3)とカメラの構成は前モデルから変更されていません。
IT Postの見方
IT Postでは、今回のXperia 10 VIIIが象徴しているのは「性能の進化」よりも「据え置きの正当化」だと考えます。画面がちょっと明るくなり、スピーカーがちょっと良くなった――それ自体は利用者にとって悪い話ではありませんが、肝心のチップセットを前モデルからまったく変えずに、欧州価格だけを3割も引き上げるというのは、率直に言って値上げの理由としては弱いとIT Postでは考えます。