もう少し詳しく

Kubernetesくばねてぃす(読み方は「クバネティス」、略して「K8sけいえいとえす」とも呼ばれます)とは、多数のコンテナこんてな(アプリケーションとその実行に必要な部品をひとまとめにしたもの)を、複数のサーバーにまたがって自動で配置・管理するための仕組みです。もともとはGoogle社内で使われていた技術をもとに公開され、現在はCloud Native Computing Foundationという団体が開発を引き継いでいます。

どこで使われるか

多数のコンテナを使ってサービスを運用している企業のシステムで広く使われています。あるコンテナが停止した場合に自動で新しいコンテナを立ち上げ直したり、利用者からのアクセスが急増した際に必要な数だけコンテナを増やし、落ち着いたら減らしたりする作業を、人の手を介さず自動で行えるのが特徴です。クラウドサービス各社も、Kubernetesをそのまま使える専用のサービスを提供しています。

身近な例

普段利用しているWebサービスやスマートフォンアプリの裏側で、アクセスが集中する時間帯だけサーバーの数が自動的に増え、落ち着くと元に戻るという仕組みが使われている場合、その裏ではKubernetesのような仕組みが稼働していることがあります。利用者からは、サービスが落ちずに動き続けているという形でしか、その働きは見えません。

注意点

Kubernetesは非常に多機能で設定項目も多いため、設定を誤ると、本来外部に公開するつもりのなかった管理用の画面やデータが、意図せずインターネット上に公開されてしまう事故が過去に繰り返し報告されています。便利な自動化の仕組みである一方、運用には専門的な知識が必要になる点には注意が必要です。