もう少し詳しく
インシデントレスポンスとは、不正アクセスやランサムウェア感染といったセキュリティ上の事故(インシデント)が発生した際に、被害の拡大を防ぎ、原因を調べ、システムを元の状態に復旧させるまでの一連の対応のことです。事故が起きてから場当たり的に動くのではなく、あらかじめ手順や体制を決めておくことで、被害を最小限に抑えることを目指します。
どこで使われるか
企業の情報システム部門やセキュリティ担当チームが、不正アクセスの検知後に対応する場面で使われる考え方です。近年は、自社だけで対応しきれない大規模な事案の場合、外部の専門機関に調査や対応を依頼するケースも増えています。
身近な例
企業が不正アクセスを公表する際によく見られる「攻撃を受けた領域をすぐに遮断した」「影響を受けたサービスを別環境で復旧させた」「外部の専門機関に調査を依頼している」といった説明は、いずれもインシデントレスポンスの一環として行われている対応です。
注意点
インシデントレスポンスでは、被害の全体像を正確に把握する前に急いで発表すると、後から内容を訂正する事態になりかねません。一方で、確認に時間をかけすぎると、利用者への注意喚起が遅れてしまいます。正確さと迅速さのバランスをどう取るかは、対応する企業にとって常に難しい判断になります。




