もう少し詳しく
ハニーポットとは、わざと攻撃者を誘い込むために用意された、おとり用のサーバーやシステムのことです。本物のシステムのように見せかけて攻撃者を引き寄せ、実際にどのような手口で攻撃してくるかを観察したり、本来守りたい本物のシステムから攻撃者の関心をそらしたりする目的で使われます。
どこで使われるか
企業や研究機関のセキュリティ担当チームが、最新の攻撃手口を研究する目的で設置することがあります。攻撃者がハニーポットに接続してきた際の通信内容や操作の記録を分析することで、まだ知られていない攻撃手法や、悪用されている脆弱性(セキュリティ上の欠陥)についての情報を早期に得られる場合があります。
身近な例
本物のように見える偽のログイン画面や、ダミーのアカウント情報(いわゆる「おとりアカウント」)を社内システムの中にわざと置いておき、誰かがそれにアクセスしようとした時点で「社内に不審な人物が侵入している」と気づく、という使い方も、ハニーポットの考え方の一種です。
注意点
ハニーポットは攻撃者の手口を知るための有効な手段ですが、設定を誤ると、おとり用のシステム自体が本物のシステムへの侵入口として悪用されてしまう恐れがあります。本来守るべきシステムとは明確に分離した環境で運用することが重要とされています。