もう少し詳しく

暗号化あんごうかとは、文章やファイルなどのデータを、特定の規則(暗号アルゴリズム)と「鍵」と呼ばれる情報を使って、第三者には読み取れない形式に変換する技術のことです。暗号化されたデータは、対応する鍵を持つ人だけが元の内容に戻す「復号」を行えます。データが盗まれたり、通信の途中で盗み見られたりしても、暗号化されていれば中身をすぐには読み取られずに済みます。

どこで使われるか

暗号化は、インターネットバンキングやオンラインショッピングでのクレジットカード情報のやり取り、スマートフォンやパソコンに保存されたデータの保護、Webサイトとの通信(ブラウザのアドレス欄に鍵マークが表示される仕組み)など、日常のさまざまな場面で使われています。企業がバックアップデータを保存する際にも、万が一データが流出した場合の被害を抑えるために暗号化が行われることがあります。

身近な例

Webサイトを閲覧する際、ブラウザのアドレス欄に鍵のマークが表示されているのを見たことがある人も多いはずです。これは、利用者のパソコンやスマートフォンとWebサイトとの間の通信が暗号化されており、第三者に通信内容を盗み見られにくい状態であることを示しています。

注意点

暗号化は強力な保護技術ですが、万能ではありません。暗号化に使う鍵そのものが漏えいしたり、推測されやすい単純なパスワードを鍵として使っていたりすると、暗号化の効果は大きく損なわれます。また、暗号化はデータの中身を守る技術であり、フィッシング詐欺のように利用者をだまして情報を直接入力させる攻撃を防ぐものではない点にも注意が必要です。