もう少し詳しく
「DRAM(Dynamic Random Access Memory、ディーラム)」とは、電源が入っている間だけデータを一時的に記憶しておくためのメモリー半導体の一種です。パソコンやスマートフォンが今まさに処理している作業内容を保持する役割を持ち、容量や速度が機器全体の動作の快適さに直結します。電源を切るとデータが消えてしまう性質があるため、電源を切ってもデータが残るストレージ(記憶装置)とは役割が異なります。
どこで使われるか
パソコン・スマートフォン・タブレットはもちろん、生成AIの学習や実行に使われるデータセンター向けのサーバーにも、大量のDRAMが搭載されています。近年は生成AIの普及によってデータセンター向けの高性能メモリー需要が急増しており、DRAMを含むメモリー半導体全体の価格が高騰する要因の一つになっています。
身近な例
作業机の広さに例えると分かりやすいかもしれません。DRAMの容量が大きいほど、机(作業スペース)が広く、複数の作業を同時に広げて進めやすくなります。机が狭い(DRAM容量が少ない)と、頻繁に資料を片付けたり出し直したりする必要が生じ、作業全体が遅くなりがちです。
注意点
DRAMをはじめとするメモリー半導体の価格動向は、パソコンやスマートフォンなど身近な製品の値段にも影響します。生成AI向けの需要増加でメモリー価格が上昇すると、AIを直接使わない人が買う製品の価格にも、めぐりめぐって影響が及ぶことがあります。新しい機器の購入を検討する際は、こうした部品価格の動向も値上がりの背景として押さえておくと理解の助けになります。

