もう少し詳しく

「CMS(コンテンツ管理システム、Content Management System)」とは、専門的なプログラミングの知識が無くても、ウェブサイトの記事やページ、画像などを追加・編集・削除できるようにする裏方の仕組みのことです。文章を入力する画面(管理画面)から操作するだけで、実際に表示されるウェブページが更新される仕組みになっており、企業のホームページからニュースサイト、ネットショップまで、幅広い種類のウェブサイトの運営に使われています。

どこで使われるか

CMSは、個人のブログから大企業のコーポレートサイト、報道機関のニュースサイト、通販サイトまで、更新頻度の高いウェブサイトの多くで使われています。世界的に広く使われているCMSほど利用者が多い分、脆弱性(セキュリティ上の欠陥)が見つかった際に狙われやすい対象にもなります。CMS自体だけでなく、機能を追加するための拡張機能(プラグイン)に脆弱性が見つかるケースも少なくありません。

身近な例

企業のニュースサイトで「システムの都合により表示が乱れています」といった案内が出ることがありますが、これはCMSの更新作業やトラブルによるものであることがあります。また、「ウェブサイトの脆弱性を突かれて不正アクセスを受けた」と報じられるニュースの多くは、サイト運営に使っているCMSやその拡張機能が原因になっています。

注意点

CMSを運営する側にとっては、CMS本体や拡張機能を常に最新の状態に保ち、脆弱性が公表された際には速やかに修正を適用することが欠かせません。脆弱性の公表から実際に悪用されるまでの期間が短くなっている近年の傾向を踏まえると、公表情報を放置する期間そのものがリスクになります。利用者側からは対策の状況が見えにくいため、企業がどれだけ速やかに対応しているかが、間接的な安心材料になります。