もう少し詳しく

ランレートらんれーと(run rate、年率換算収益ともいう)とは、ある月や四半期などの短い期間における売上や収益の実績を、単純に1年分に換算して見積もった数値のことです。例えば、ある月の売上が10億円だった場合、その12倍にあたる120億円が、その月を基準としたランレートになります。

どこで使われるか

急成長中のスタートアップ企業が、投資家や報道機関に自社の勢いを示す際によく使われる指標です。まだ1年分の実績が出そろっていない段階でも、直近の状況をもとにした見込み額を示せるため、資金調達や企業価値の説明の場でしばしば引用されます。

身近な例

「今月の売上をもとに換算すると、年間では〇〇億円のペースだ」といった表現で、生成AI企業をはじめとする急成長企業の業績報道に登場します。実際の年間決算が確定するまでの、途中経過を示す目安として使われます。

注意点

ランレートは、あくまで直近の一時点における実績を機械的に1年分へ引き伸ばした見込み額であり、実際の年間売上と一致するとは限りません。季節要因や一時的な大型契約によって特定の月だけ数値が跳ね上がっている場合でも、その水準がそのまま反映されてしまうため、確定した決算数値とは区別して受け止める必要があります。