もう少し詳しく

RMMツールあーるえむえむつーる(Remote Monitoring and Management)とは、企業のIT管理者や、保守を委託されたIT支援会社が、社内外に設置された多数のパソコン・サーバーの状態を遠隔から監視し、設定変更やソフトの更新、トラブル対応までをまとめて行うための業務用ソフトウェアです。1台ずつ現地に出向かなくても、遠隔から画面を操作したり、コマンドを実行したりできるのが特徴です。

どこで使われるか

社内のIT部門がオフィス内の多数のパソコンを一元管理する場合や、中小企業がパソコンの保守・サポートを外部のIT支援会社に委託している場合など、企業向けのIT運用の現場で広く使われています。

身近な例

2026年には、ZoomやPDF更新の案内を装うフィッシングメールから、正規のRMMツール「MSP360 RMM」のインストーラーを実行させ、さらに別の遠隔操作ソフトまで静かに追加させるという攻撃手口が報告されました。RMMツール自体は正規のソフトであるため、電子署名の有無だけでは見抜きにくいという特徴があります。

注意点

普段の業務で見慣れないRMMツールの導入を求める案内が、社内の正式な連絡経路を通さずにメールのリンクから届いた場合は、実行する前に社内のIT部門へ確認することが大切です。Windowsで表示される「このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?」という確認画面(UAC)が出た際にも、本当にそのソフトを入れるつもりだったかを振り返る習慣が有効です。