もう少し詳しく
オンプレミスとは、インターネット経由で提供されるクラウドサービスを使うのではなく、自社の建物やデータセンター内に、サーバーやネットワーク機器などの設備を自ら設置し、運用する形態のことです。システムの管理や保守をすべて自社で行う必要がある一方、外部のクラウド事業者に依存せず、独自のセキュリティ対策やカスタマイズを行いやすいという特徴があります。
どこで使われるか
金融機関や医療機関、製造業の工場設備など、機密性の高い情報を扱う企業や、外部ネットワークから切り離した環境での運用が求められる業種で、オンプレミス環境が使われることがあります。近年は、クラウドサービスと自社設備を組み合わせた「ハイブリッド」構成を採用する企業も増えています。
身近な例
企業がサイバー攻撃を受けた際の発表で、「クラウド上のシステムへの影響はなく、オンプレミス環境の一部に不正な活動が確認された」といった説明がなされることがあります。これは、外部のクラウド事業者が管理する範囲ではなく、自社が直接管理する設備の中で問題が起きたことを示しています。
注意点
オンプレミス環境は、自社で構築・運用する分、セキュリティ対策の水準が各企業の体制に大きく左右されます。クラウドサービスのように事業者側が一括で最新のセキュリティ対策を適用してくれるわけではないため、自社での継続的な監視・更新体制が欠かせません。

