もう少し詳しく
「M&A」とは、英語の「Mergers and Acquisitions(合併・買収)」の頭文字を取った略語です。ある企業が別の企業の経営権を、資金や自社の株式を対価として取得する「買収」と、複数の企業が一つの企業にまとまる「合併」をまとめて指します。買収された企業は、社名やサービスをそのまま存続させる場合もあれば、買収した企業に統合されてなくなる場合もあります。
どこで使われるか
IT業界では、大手企業が有望な技術やサービスを持つスタートアップを買収したり、事業領域を広げるために同業他社を買収したりする場面でよく使われる言葉です。買収する側にとっては、自社で一から開発するより早く技術や人材、顧客基盤を手に入れられる利点があります。買収される側にとっては、資金力や販路といった後ろ盾を得られる一方、経営方針の決定権を手放すことにもなります。
身近な例
よく知られたスマートフォンのアプリや、日常的に使うクラウドサービスの多くも、過去にM&Aによって別の会社の傘下に入った経験を持つものが少なくありません。買収されたサービス自体は名前を変えずに使い続けられることも多いため、利用者が普段の利用の中でM&Aの存在を意識する機会は多くありません。
注意点
M&Aが発表された直後は、買収する側・される側の双方が「これまでどおりのサービスを続ける」「独立性を保つ」と説明することが一般的です。しかし、実際に経営方針や利用規約、料金体系がどう変わっていくかは、買収完了後の運営を見ていく必要があります。発表時の説明を鵜呑みにせず、その後の動きを継続的に確認する姿勢が大切です。
