もう少し詳しく

レイクハウスれいくはうすとは、大量の多様なデータをそのまま保存しておける「データレイクでーたれいく」の柔軟さと、表形式で整理されたデータを正確に分析できる「データウェアハウスでーたうぇあはうす」の信頼性を、一つの仕組みで両立させようとするデータ管理の考え方です。従来は、生の大量データを保存する場所と、分析用に整理したデータを保存する場所を別々に用意し、両者の間でデータをコピーしたり移動させたりする必要がありました。レイクハウスでは、データを複製・移動させなくても、保存されたままの状態で様々な分析ツールから横断的に扱えるようにすることを目指しています。

どこで使われるか

企業が社内に蓄積した売上データ、ログデータ、文書、画像など、形式の異なる大量のデータを一括して管理・分析したい場合に、レイクハウスの考え方が使われます。特に、複数のクラウドサービスや社内システムに分散して保存されているデータを、わざわざ一か所に集め直さずに分析したいという場面で注目されています。近年は、AIがこうしたデータを直接読み取って分析やレポート作成を行う仕組みと組み合わせて使われる例も増えています。

身近な例

企業の情報システム部門が、営業部門のデータベース、顧客対応部門の記録、外部サービスに保存された契約データなど、社内の様々な場所に散らばったデータを一度に分析したい、という課題を抱えることがあります。レイクハウスの仕組みを導入すれば、データをすべて一か所にコピーし直す作業をせずに、必要な分析を行えるようになる場合があります。

注意点

レイクハウスは、データを移動させずに扱えるという利点がありますが、元のデータが保存されている場所のアクセス権限や安全管理の仕組みをそのまま引き継ぐため、分析する側が元のデータの管理体制を正しく理解しておく必要があります。また、データの形式や品質が元の保存場所によってばらついている場合、分析結果の正確さにも影響する可能性があります。