もう少し詳しく

二重恐喝にじゅうきょうかつ(ダブルエクストーション)とは、ランサムウェア攻撃者が、被害者のデータを暗号化して使えなくするだけでなく、事前にデータを外部へ持ち出しておき「身代金を支払わなければ盗んだデータを公開する」と脅す手口のことです。暗号化への対応(バックアップからの復旧など)だけでは攻撃者の要求から逃れられない点が特徴です。

どこで使われるか

企業や組織を狙うランサムウェア攻撃の多くで、この二重恐喝の手口が使われています。攻撃者は自分たちが運営する「リークサイト」と呼ばれるダークウェブ上のページに、盗み出したとするデータの一部を掲載し、身代金の支払いを迫ることがあります。

身近な例

企業が不正アクセス被害を公表する際、「個人情報や取引先情報の外部漏えいの可能性を完全には否定できない」といった説明がされることがありますが、これは二重恐喝の手口によってデータが持ち出された可能性を含んだ表現であることが少なくありません。

注意点

攻撃者側が「データを盗んだ」と主張していても、その真偽を被害企業側がすぐに確認できるとは限りません。攻撃者の主張には誇張や虚偽が含まれる場合もあるため、企業が公式に認めた事実と、攻撃者側が一方的に主張している内容は、分けて受け止める必要があります。