もう少し詳しく
チャージバックとは、クレジットカードでの支払いについて、利用者が「身に覚えのない請求がある」「注文した商品が届かない」などの理由でカード会社に申し立てを行った場合に、カード会社の判断で、一度成立した支払いを取り消し、代金を利用者に返す仕組みです。日本語では「支払い取消」と呼ばれることもあります。お店側の同意を得て行う通常の「返品・返金」とは異なり、チャージバックはカード会社が加盟店と利用者の間に立って審査し、加盟店の意向にかかわらず取り消しを行える点が特徴です。
どこで使われるか
チャージバックは、クレジットカードの国際ブランド(Visa、Mastercardなど)が定める規約に基づいて、世界共通の仕組みとして運用されています。主に、不正利用(身に覚えのない請求)、詐欺的な通販サイトでの未着・不良品トラブル、二重請求といったケースで使われます。ネットショップでの決済トラブルが増えるなかで、消費者を保護するための最後の手段として位置づけられています。
身近な例
偽の通販サイトや、本来のショップとは異なる不正な決済ページで、うっかりクレジットカード情報を入力してしまい、身に覚えのない請求がカードの利用明細に表示された場合、利用者はカード会社に連絡してチャージバックを申し立てることができます。カード会社が調査のうえ不正利用と認めれば、該当する請求分の支払いが取り消されます。
注意点
チャージバックは万能ではありません。申し立てには一定の期限があり、カード会社ごとに手続きの詳細も異なります。また、正当な取引について、商品に不満があるという理由だけで安易にチャージバックを申し立てると、加盟店との間でトラブルになったり、カード会社の審査で認められなかったりする場合もあります。身に覚えのない請求に気づいたら、まずは速やかにカード会社の窓口に連絡し、指示に従って手続きを進めることが基本です。
