もう少し詳しく
CDN(Content Delivery Network)とは、Webサイトの画像・動画・プログラムファイルなどのデータを、世界中に分散配置された複数のサーバーにあらかじめコピーしておき、利用者の位置に近いサーバーから配信する仕組みです。元のサーバー(オリジンサーバー)が1か所にしかない場合、遠くの利用者ほどデータが届くまでに時間がかかりますが、CDNを使うことで、どの地域からアクセスしても近いサーバーから素早くデータを受け取れるようになります。
どこで使われるか
多くの利用者がアクセスするニュースサイト、動画配信サービス、ネット通販サイトなどで広く使われています。アクセスが集中しやすいセールやニュースの発表時にも、サーバーの負荷を複数拠点に分散できるため、サイトが落ちにくくなる効果もあります。
身近な例
動画配信サービスで、再生ボタンを押してからすぐに映像が始まるのは、多くの場合、CDNによって利用者の近くのサーバーから映像データが配信されているためです。逆に、CDN側で障害が起きると、利用者から見ると特定の地域だけでWebサイトが表示されなくなったり、動画が再生できなくなったりすることがあります。
注意点
CDNは便利な仕組みですが、裏側で多数のWebサイトが同じCDN事業者を利用しているため、その事業者側で大規模な障害が起きると、無関係に見える多くのサービスが同時に使えなくなることがあります。普段使っているサービスが急に表示されなくなった場合、自分の端末の問題ではなく、CDNなど共通基盤側の障害である可能性も考えられます。