もう少し詳しく
ボットネットとは、ウイルスなどの悪意あるソフトウェア(マルウェア)に感染したパソコンやルーター、防犯カメラなどの機器が多数集まり、攻撃者から遠隔で操作されるネットワークのことです。感染した機器一台一台は「ボット」と呼ばれ、利用者本人が気づかないまま、攻撃者の指示を受けて動く「操り人形」のような状態になります。
どこで使われるか
攻撃者は、ボットネットを使って特定のWebサイトやサーバーに大量の通信を一斉に送りつける分散型サービス妨害攻撃(DDoS攻撃)を仕掛けたり、迷惑メールを大量に送信したり、他の機器への攻撃の踏み台として利用したりします。感染した機器の持ち主にとっては、自分の機器が犯罪行為に加担させられていることになります。
身近な例
家庭用ルーターや防犯カメラなど、インターネットに接続された機器が、初期設定のままの単純なパスワードや、更新されていない古いソフトウェアを狙われて感染し、意図せずボットネットの一部にされてしまう事例が知られています。企業向けのルーターなど、認証に関する脆弱性が見つかった機器も、対策を怠るとボットネットに組み込まれる標的になり得ます。
注意点
自分の機器がボットネットに参加させられているかどうかは、外から見ただけでは気づきにくいのが特徴です。初期設定のパスワードを変更する、ソフトウェア・ファームウェアを最新の状態に保つ、使わない管理画面の機能は無効にしておく、といった基本的な対策を積み重ねることが、被害にも加害にもならないための備えになります。
