もう少し詳しく
「模倣学習(もほうがくしゅう、Behavior Cloning)」とは、人間が実際に行った動作の記録(映像やセンサーデータなど)を大量に集め、AIやロボットがその記録された動作パターンをお手本として真似るように学習する手法です。ロボットに一つ一つの動きを人間がプログラムで指定する代わりに、人間の実演データから動作を学ばせる点が特徴です。
どこで使われるか
人型ロボットの制御や、自動運転車の運転動作の学習など、人間の実演を大量に集められる分野で広く使われています。近年は、一般の参加者にスマートフォンやウェアラブルカメラで日常動作を撮影・投稿してもらい、そのデータを模倣学習に使う、クラウドソーシング型のデータ収集の取り組みも登場しています。
身近な例
ロボット開発企業が、家庭での洗濯物畳みや片付けといった日常動作を撮影した映像を大量に集めてロボットに学習させ、実際に人がやっていたのと似た手順で作業をこなせるようにする取り組みは、模倣学習の応用例です。
注意点
模倣学習は、お手本となるデータの量や多様性によって性能が大きく左右されます。お手本にした環境と大きく異なる状況では、期待したとおりに動作しないことがあるため、模倣学習だけに頼らず、実際の動作結果を確認しながら改善していくことが重要です。
