もう少し詳しく

「API」とは、英語の「Application Programming Interface」の略で、別々のソフトウェアやサービス同士が、あらかじめ決められた手順に沿って機能やデータをやり取りするための「窓口」となる仕組みのことです。ソフトウェアの内部の複雑な仕組みを知らなくても、決められた呼び出し方さえ守れば、その機能を外部から利用できるようにする役割を持っています。

どこで使われるか

生成AIの分野では、ChatGPTやClaudeといったAIモデルを、企業や開発者が自分たちのアプリやサービスに組み込む際に、各社が提供する「API」を通じてやり取りするのが一般的です。この場合、利用した分量(やり取りしたデータの量など)に応じて料金が発生する仕組みになっていることが多く、AIモデルの発表では「API価格」として案内されることがあります。天気予報アプリが気象情報を取得する際や、ネット通販サイトが地図アプリを埋め込む際にも、それぞれの提供元が公開しているAPIが使われています。

身近な例

スマートフォンのアプリで「Googleアカウントでログイン」「Xアカウントでログイン」といったボタンを見かけることがありますが、これはそのアプリがGoogleやXのAPIを通じて、認証機能を借りている例です。旅行予約サイトに表示される地図も、多くの場合、地図サービス提供元のAPIを利用して表示されています。

注意点

APIを利用する際には、多くの場合「APIキー」と呼ばれる、利用者を識別するための鍵となる文字列が発行されます。このAPIキーが第三者に漏れると、なりすまして不正に利用され、身に覚えのない高額な利用料金を請求されるおそれがあります。企業がAPIキーを扱う際は、ソースコードに直接書き込まず、外部に漏れない形で安全に管理することが基本的な対策とされています。