30秒で分かる結論
OpenAIは公式のリリースノートで、生成AI「GPT-5.6」シリーズのAPI料金を引き下げたことと、ChatGPT内の画像生成機能「DALL·E」GPTを2026年8月30日に終了することを明らかにしました。
料金面では、軽量モデル「GPT-5.6 Luna」が最大80%、「GPT-5.6 Terra」が20%値下げされました。上位モデル「GPT-5.6 Sol」には、通常より高速に応答する「Fastモード」が追加されましたが、その分利用料金は通常の2倍になります。
まず初めに
OpenAIが「値下げします」と言うたびに、財布の紐を緩めたくなる自分がいる。だが値下げの号砲が鳴るのは、たいてい次の一手(と、旧モデルの整理)を仕込んだ後だ。※個人の感想です
DALL·E GPTはどうなるのか
ChatGPTの中で長く使われてきた画像生成用の公式GPT「DALL·E」は、2026年8月30日をもって終了します。OpenAIは、それまでに残したい画像をダウンロードしておくよう案内しており、今後の画像生成・編集は新しい画像モデルを使った「ChatGPT Images」機能に一本化されます。なお、利用者自身が作成した画像生成対応のカスタムGPTは、今回の終了の対象外です。
長年お世話になった「DALL·E」も、ついに肩を叩かれる番が来たらしい。功労賞くらいは贈ってあげたい。

利用者への影響
法人・個人でAPIを使って開発している場合は、モデルごとの料金改定を踏まえてコストを見直す機会になります。ChatGPTを画像作成に使っている一般利用者は、8月30日より前に「DALL·E」GPTで作った画像を保存しておく必要があります。今後は特別な操作をしなくても、ChatGPT Imagesの機能で画像の作成・編集ができます。
太っ腹な値下げに見えるが、値下げされるのはいつも「型落ち」から、というのがこの業界の暗黙のルールだ。
他にも進む「世代交代」
今回の案内では、DALL·E GPT以外にもいくつかのモデル・機能の整理が同時に進んでいることが分かります。旧モデル「Atlas」は2026年8月9日に提供を終了する予定で、開発者向けのコーディング支援ツール「Codex」でも、ChatGPTにサインインして使う利用者向けに「GPT-5.4」「GPT-5.4 mini」が8月31日をもって使えなくなります。
引退する製品が増えるほど、企業がどれだけ早く走っているかがよく分かる。
一つひとつは小さな変更に見えますが、まとめると、OpenAIが8月末にかけて旧世代のモデル・機能を一斉に整理し、現行の「GPT-5.6」シリーズへ利用者を集約させようとしていることがうかがえます。使っているサービスが対象に含まれていないか、案内メールや公式リリースノートを確認しておくと安心です。
「整理します」は聞こえがいいが、要は「こっちに乗り換えろ」ということだ。
IT Postの見方
IT Postでは、今回の値下げと機能整理は、OpenAIが利用者層に応じてモデルを使い分けさせる方針を強めていることの表れだと考えます。ChatGPTを日常的に使っている人は、自分が使っている機能が今後どのモデルに置き換わるのかを、案内が出た際に確認しておくと安心です。




