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title: "DeepSeekはなぜ新基盤「DSec」を無料公開したのか。年間換算収益10億ドル突破とあわせて中身を確かめる"
description: "DeepSeekがAIエージェント訓練基盤「DSec」をオープンソース公開。同時期に明らかになった年間換算収益10億ドル突破の背景とあわせて中身を確かめた"
url: https://itpostjp.com/ai/deepseek-dsec-sandbox-annual-revenue-1-billion/
category: "AI・生成AI"
published_at: 2026-09-24T22:30:00Z
updated_at: 2026-09-24T22:30:00Z
author: "IT Post編集部"
editor: "編集長 千田智也"
publisher: "IT Post by Rice Studio Lab"
language: ja-JP
ai_generated: true
ai_model: claude-sonnet-5
terms: ["オープンソースソフトウェア（OSS）", "サンドボックス", "ランレート"]
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# DeepSeekはなぜ新基盤「DSec」を無料公開したのか。年間換算収益10億ドル突破とあわせて中身を確かめる

IT Post編集部 ＆ 編集長 千田智也

DeepSeekがAIエージェント訓練基盤「DSec」をオープンソース公開。同時期に明らかになった年間換算収益10億ドル突破の背景とあわせて中身を確かめた

## 30秒で分かる結論

- 中国のAI開発企業DeepSeekは2026年9月、AIエージェントの訓練・評価に使う社内基盤「DSec(DeepSeek Elastic Compute)」を解説した論文をarXivで公開し、あわせて基盤そのものをオープンソースとして公開しました。
- DSecは、関数呼び出し(FnCall)・コンテナ・マイクロVM・完全なVMという複数の隔離実行環境(サンドボックス)を単一のSDKでまとめて扱う基盤で、本番運用規模では1秒間に5,000件を超えるサンドボックスを新規作成し、同時に38万件超を稼働させられるとしています。
- 同じ時期に、DeepSeekの年間換算収益(ARR)が、数カ月前の5億ドル未満から10億ドルへ倍増したことも明らかになりました。創業者のLiang Wenfeng氏が投資家向けの説明で、先月実施したAPI価格の2.3〜4.5倍への値上げが要因になったと説明したと報じられています。

## まず初めに

AIに「考えさせて動かす」ための舞台裏を、130人がかりの論文でここまで丁寧に見せてくれる会社はそう多くない。しかもその舞台裏を支える金庫番の話まで一緒に飛び込んできた――値上げしたのに客は逃げず、収益は半年で倍増したという。技術は気前よく無料で公開する一方、値札は着々と上げていく。太っ腹なのか、したたかなのか、どちらとも言えそうな一週間だった。※個人の感想です

![サーバーと箱を描いた挿絵](/images/articles/deepseek-dsec-sandbox-annual-revenue-1-billion-inline-1.webp)

## 何が起きているのか

中国のAI開発企業DeepSeekは2026年9月、AIエージェント(自律的に複数の作業をこなすAI)の大規模な訓練・評価を支える社内基盤「DSec(DeepSeek Elastic Compute)」について解説した論文「DeepSeek Elastic Compute (DSec): A Sandbox Infrastructure for Effective Agentic Training at Scale」を、論文投稿サイトarXivで公開しました。全31ページに及ぶ論文で、著者はDeepSeek-AIと清華大学の研究者ら131人に上り、創業者のLiang Wenfeng(梁文峰)氏も共著者の一人として名を連ねています。

DSecは、AIが実際にコマンドを実行したり、外部のツールを呼び出したり、リポジトリを操作したりする際に必要な、隔離された実行環境(いわゆる「サンドボックス」)を大規模に提供する基盤です。用途に応じて、関数呼び出し(FnCall)・コンテナ・マイクロVM・完全なVMという4種類の隔離方式を単一のSDKで扱えるようにしており、独自の分散ファイルシステム「3FS(Fire-Flyer File System)」からイメージデータを必要な分だけ読み込む仕組みも備えています。DeepSeekによると、本番運用規模の1ユニットはおよそ160台のサーバーで構成され、1日あたり約300万件のサンドボックスを生成し、同時に38万件を超えるサンドボックスを稼働させられ、ピーク時には1秒間に5,000件を超える新規作成処理をこなせるとしています。DeepSeekはこの基盤をオープンソースとして公開しています。

これとほぼ同じ時期に、DeepSeekの経営面での動きも明らかになっています。Liang Wenfeng氏が投資家向けの説明で明らかにしたところによると、DeepSeekの年間換算収益(ARR、直近の収益ペースを1年分に換算した指標)は、数カ月前の5億ドル未満から、直近では10億ドルまで倍増したといいます。この背景には、先月実施したAPIの価格を2.3倍から4.5倍に引き上げる値上げがあったとされ、値上げ後も利用者離れは限定的だったと説明されています。あわせてLiang氏は、保有する計算資源の7割超を新モデルの訓練に、3割未満を推論(実際の利用への応答)に充てているとも説明したとされています。

## なぜ重要なのか

AIエージェントを訓練するには、AIに実際に環境を操作させながら試行錯誤させる必要があり、そのたびに隔離された安全な実行環境を大量かつ高速に用意する仕組みが欠かせません。DSecのような基盤を整備し、しかもそれをオープンソースとして公開したことは、DeepSeekが単に一つのAIモデルを作るだけでなく、AIエージェントの開発を支えるインフラそのものを外部の開発者にも提供しようとしている姿勢を示しています。

一方で、年間換算収益が半年ほどで倍増したという発表は、大幅な値上げにもかかわらず利用者・顧客がDeepSeekのAPIを使い続けていることを示すものです。低価格を武器に急成長してきたDeepSeekが、値上げをしても事業として成立する段階に入りつつあることを示す材料といえます。

## 私たちへの影響

DSecのような基盤は、AIエージェントを実際に開発しているエンジニアや研究者にとって参考になる技術情報ですが、一般の利用者が直接何かの対応を迫られるものではありません。DeepSeekのAPI価格の値上げについても、今回確認した出典の範囲では、一般消費者向けの対話サービス(DeepSeekアプリなど)の料金体系への影響は明らかにされておらず、主に開発者向けAPIの話です。日本のAI開発者・企業がDeepSeekのAPIを利用している場合は、今後の価格改定の動向を確認しておく価値があります。

## 初心者が知っておくべきこと

「サンドボックス」とは、プログラムやAIに何らかの操作をさせる際、外部の本番環境に影響を与えないよう隔離された、実験・実行専用の環境のことです。AIエージェントに実際のコマンド実行やファイル操作を試させる場面で、誤動作や予期しない挙動が本番システムに波及しないようにするための仕組みとして使われます。

「年間換算収益(ARR、Annual Recurring Revenue)」とは、直近の一定期間の収益ペースを、そのまま1年間続いた場合の金額に換算した指標です。実際に1年間でその金額を得たという意味ではなく、あくまで「今のペースが続けば年間これくらいになる」という見込みを示す数値である点に注意が必要です。

## IT Postの見方――技術は気前よく、値札はしたたかに

IT Postでは、DSecのような開発基盤をオープンソースとして公開する姿勢自体は、AI業界全体の開発を底上げする前向きな動きだと考えます。一方で、その裏側で進んでいたのが大幅な値上げと収益倍増だったという事実は、DeepSeekが「安さで攻める新興企業」という段階から、「稼げるところでしっかり稼ぐ」段階へ静かに軸足を移しつつあることを示しているようにも見えます。無料で公開される技術の気前の良さと、値札の上がり方が同じ会社の中で同時に進んでいる以上、利用者としては「今は安い・無料だから」という前提がいつまで続くのか、少し距離を置いて見ておいた方がよさそうだ、とIT Postでは考えます。※個人の感想です

## 今後どうなりそうか

DeepSeekは、2026年10月末をめどに、企業価値約750億ドル(約500億元)規模での資金調達(シリーズB、調達額は約75億ドル)を目指していると報じられています。今回確認した出典の範囲では、この資金調達が正式に完了したという発表はまだ確認できていません。IT Postでは、資金調達の結果やDSecの提供状況など新しい情報が確認され次第、あらためて取り上げます。

## 情報源

- [DeepSeek Elastic Compute (DSec): A Sandbox Infrastructure for Effective Agentic Training at Scale](https://arxiv.org/abs/2609.22978) — DeepSeek-AI・清華大学（arXiv公開論文）（一次情報）
- [DeepSeek Tests Efficient, Safer Method for Training AI Agents](https://www.bloomberg.com/news/articles/2026-09-23/deepseek-tests-efficient-safer-method-for-training-ai-agents) — Bloomberg
- [DeepSeek details DSec sandbox infrastructure for agent training](https://technode.com/2026/09/23/deepseek-dsec-agent-training-sandbox-infrastructure/) — TechNode
- [DeepSeek Doubles Annual Revenue Run Rate to $1 Billion Ahead of IPO](https://www.pymnts.com/news/artificial-intelligence/2026/deepseek-doubles-annual-revenue-run-rate-to-1-billion-ahead-of-ipo) — PYMNTS.com
- [DeepSeek annualised revenue run rate hits $1 billion, doubles in months - report](https://www.investing.com/news/stock-market-news/deepseek-annualised-revenue-run-rate-hits-1-billion-doubles-in-months--report-93CH-4914668) — Investing.com

## この記事に出てくるIT用語

- [オープンソースソフトウェア（OSS）](https://itpostjp.com/terms/open-source-software/): プログラムの設計図にあたる「ソースコード」が公開され、誰でも自由に利用・改変・再配布できるソフトウェアのことです。
- [サンドボックス](https://itpostjp.com/terms/sandbox/): プログラムやAIを、他のシステムに影響が及ばないよう隔離された安全な領域の中だけで動かす仕組みです。
- [ランレート](https://itpostjp.com/terms/run-rate/): ある短期間の実績をもとに、1年間続いた場合の見込み額を単純計算した数値のことです。

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この記事は、公開情報と出典URLの検証、文章作成の一部に生成AIを使用しています。内容の責任はIT Post by Rice Studio Labが負います。

出典表記: IT Post by Rice Studio Lab — https://itpostjp.com/ai/deepseek-dsec-sandbox-annual-revenue-1-billion/
